時間待ちの図書館で

8月24日となった。京都のよく通った図書館で時間待ちをしている。彼が高二の夏に、家をつぶした。愚かなことをした。実に愚かなことをした。
冬に老師を大学にいかそうとして、ミイラ取りの流れだった。でもその春は新鮮だった。それから4年半が過ぎたか。あのようなことが起きて、そのようなことも起きて、またさまざまなことが起こっている。インド人の四住期の教えとは遠く、第一と第二のところでさ迷っている。林棲し遊行するときがきたのか。
過ぎたときはかえらない。起こした愚かさも消すことはできない。故人も、いたるところに青山ありという。旅にでるときだろうか。遊び行くのである。光陰も逆旅なれば、いずこからきたのか知らないが、またいずこに行くさだめであるか。

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